出張EMC試験

出張EMC試験

出張EMC試験 (オンサイト)

 自動車生産設備(組立てロボット、自動搬送装置、検査装置など)、産業用機械、工作機械、食品加工機械等の大型機器のCEマーキングにおいて必要とされるEMC試験は、お客様先(製造工場など)に試験機材を持ち込んで試験を行う、出張EMC試験を行っております。

・搬送のたびに、組付けや調整などを必要とする大型装置

・搬送が困難な大型装置

・クリーンルームで使用される製品や、ヒーター等の特殊環境が必要となる大型装置

・サイズが大きい、重量がある大型装置 など。

当社からお客様先へEMC試験機材を持ち込み、お客様先で当社EMCエンジニアがEMCを実施します。

 

当社の出張EMC試験の特長

 当社より試験機材をお客様先へ持ち込み、当社EMCエンジニアが試験を行います。

当社の現場EMC試験は、可能な限りお客様のご要望に沿えるよう、迅速柔軟な対応を行っております。

 

さらに、時間外、夜間・休日の割増追加料金も一切かかりません

 お客様のご要望に応じて、就業時間外、夜間・休日でEMC試験を実施することも可能です。

製造現場の工程を止めずに、EMC試験を行うことができますので、お客様の現場負担を極力減らすことができます。

これらにかかる時間外、夜間・休日の割増追加料金は一切かかりません。

当社では、余程のことがない限り、このような追加料金の発生はございません。

 

EMC試験機材を保有、日本全国どこへでも

 EMC試験機材は、全部合わせると数千万円もするようなとても高価な試験機材を扱います。

当社では、EMC試験に必要な試験機材を全て保有しております。

 

お客様ご指定の場所まで、日本全国どこへでもお伺い致します。

 

現場EMC試験って、どんな試験を行うの?どれくらいの日数がかかるの?

 まず、現場で行うEMC試験についてですが、製品に適用する規格によって要求される項目やレベルが違ってきます。

主なEMC試験項目の例を下記に挙げます。

【主な適用規格】

●EN50370-1 (工作機械 エミッション)
●EN50370-2 (工作機械 イミュニティ)
●EN60974-10 (アーク溶接機)
●EN62135-2 (抵抗溶接機)
●EN61000-6-2 (工業環境 イミュニティ)
●EN55011 (産業、科学及び医療(ISM)用機器)
●EN61326 (計測、制御機器) など

EMC試験は、主に「エミッション測定」と「イミュニティ試験」の2つに分かれます。

エミッション測定

(1) 製品から出る電磁ノイズのレベルが、規制された限度値以下に収まっているかどうかを測定するエミッション測定

【測定項目】 【規格番号】 【説明】
放射電界測定 EN 55011 製品から放射される電界ノイズをアンテナで測定します。
放射磁界測定 EN 55011 製品から放射される磁界ノイズをアンテナで測定します。
雑音端子電圧測定
(電源線)
EN 55011 製品の電源線を伝い、外部に伝導する伝導ノイズを測定します。
雑音端子電圧測定
(通信線)
EN 50370-1
EN 61000-6-4
製品の通信線を伝い、外部に伝導する伝導ノイズを測定します。
高調波電流測定 EN 61000-3-2 商用電源配電系統に接続される製品の電源に重畳する高調波電流を
測定します。

 

イミュニティ試験

(2) 試験器で発生させた擬似ノイズを製品に印加し、製品が誤動作を起こさないかどうかを確認するイミュニティ試験

【試験項目】 【規格番号】 【説明】
静電気放電試験 EN 61000-4-2 製品の可触部に対して行う静電気放電試験です。
放射イミュニティ試験 EN 61000-4-3 空中を伝わるRF電磁妨害波を製品に印加する試験です。
現場試験では、電波法の関係上、合法無線機を使った代替試験法で行います。
ファーストトランジェント/バースト試験 EN 61000-4-4 製品の電源線や信号線に対し、過渡ノイズ(電力切替器等から発生するチャタリングノイズ)を印加する試験です。
サージ試験 EN 61000-4-5 製品の電源線や信号線に対し、雷サージを印加する試験です。
伝導イミュニティ試験 EN 61000-4-6 製品の電源線や信号線に対し、連続性RF妨害波を印加する試験です。
電源周波数磁界試験 EN 61000-4-8 製品が商用電源周波数の磁界に曝された場合を模擬する試験です。
電圧ディップ、瞬停試験 EN 61000-4-11 電圧急変、停電となった場合を模擬する試験です。

 

試験にかかる日数について

 これらの試験にかかる日数についてですが、標準で2~3日です。

(不適合ノイズ対策や、製品の不具合で動作できないなどの場合は除きます。)

製品サイズや、試験対象となる電源線、製品の外部機器に接続される信号線の本数によって、試験にかかる時間が変わってきますので、詳細については、製品情報を確認させて頂きます。

 

EMC指令適合までの主な流れ

 製品にもよりますが、CEマーキングでは、複数の指令に該当する場合がほとんどです。

機械製品の場合は、機械指令が適用されることとなり、EMC指令への適合も必要となります。

また、機械指令には該当しないが、低電圧指令やEMC指令に該当する場合などもあります。

EMC指令への適合が必要となる場合で、出張EMC試験による適合証明は下記の流れで行います。

1. 製品情報の確認

 お客様からお見積りに必要な製品情報やお客様からのご希望等を頂き、必要な試験内容等の詳細を確認します。

(欧州の通知機関であるNotified Bodyによる適合証明書をご希望の場合はご相談下さい。)

2. 試験内容のご説明、お見積り

 試験内容をご説明し、お見積り書を提出致します。

3. お客様からのご依頼

 お客様より依頼書をご提出頂き、当社にて受注処理を致します。

4. スケジュール調整

 お客様の設計/製造工程のご都合に合わせた試験スケジュールの確保、試験実施のための準備を行っていきます。

5. お客様先で出張EMC試験を実施

 予め、お客様に当社EMCエンジニアからEMC試験のご注意事項等をご連絡させて頂きます。

試験当日、当社EMCエンジニアがお客様先にお伺いし、EMC試験を行っていきます。

6. EMC試験レポート

 試験結果をまとめ、当社でEMC試験レポートを作成します。

まずは、ドラフト版をお客様のほうで内容を確認して頂き、修正等を行った上で、正式版を発行する流れになります。

7. TCFにファイリング

 正式版のEMCレポートは、TCF/TD(技術構造文書/技術文書)にファイリングし、お客様の社内で保管します。

8. EU適合宣言書

 EU適合宣言書に、EMC指令に適合していることを宣言して、はじめてCEマーキングに適合となります。

 

出張EMC試験について、ご相談事がございましたら、お気軽にお問合せください。

関連ページ「機械指令、機械安全」サービス